譲受事例
グループホーム経営者から継承開業
くすのきクリニック継承事例
Ⅰ. まえがき
今回は、くすのきクリニック院長の天野辰哉先生にインタビューをさせていただきました。
勤務医時代のこと、グループホームの経営をしながら開業した経緯、継承開業の大変だったことなど、これから開業を考える先生方のご参考にしていただければ幸いです。
Ⅱ. 天野先生について
クリニックの概要 | |
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院長名 | 天野 辰哉(あまの たつや)先生 |
クリニック名 | くすのきクリニック |
クリニックHP | https://konandai-kusunoki-clinic.com/ |
コンセプト | いつもあなたのそばに 地域の頼れるクリニック |
所在地 | 〒234-0054 神奈川県横浜市港南区港南台4丁目1-1テスコビル212号 |
アクセス | JR港南台駅から徒歩1分 |
診療科目 | 内科・循環器内科 |
Ⅲ. インタビュー
Q1:医師を志した理由ときっかけ
金子:
本日はよろしくお願いします。最初に、天野先生が医師を志したきっかけを教えてください。
天野先生:
よろしくお願いします。これは正直に言った方が良いですよね。当時、勉強が得意な方で、進学校に通っていた環境が大きかったと思います。
高校3年生の受験時に、友達も医学部を受ける人が多く、担任の先生からも「医学部に合格する可能性があるから受けてみないか」という話があり、医学部を受験したという流れです。母親が看護師だったので医療従事者とのつながりがあったことも多少は影響しています。
金子:
高校3年生ですか。比較的ギリギリだったのですね。
天野先生:
はい、期待いただいているような回答ではないかもですが、特段小さい頃から「これになりたい」という夢があるタイプではありませんでした。なので、置かれる環境は大事だなと思っています。
金子:
高校時代のご友人で、医師の方は多いのでしょうか。
天野先生:
はい、多いです。出身高校は私立なのですが、同級生には開業医のご子息の人も多く、国公立だけではなく、私立の医学部出身の人も多いですね。
金子:
天野先生が開業された際には、そういったご友人に相談することもあったのでしょうか。
天野先生:
どちらかというと、僕は年齢的にも開業するのが早い方でした。なので、今は周りの友人が開業し始めて色々聞かれたりすることの方が多いですね。
金子:
確かに、天野先生はご年齢的に開業が早かったですよね。
次に、医師になられてから、循環器内科を志したきっかけは何だったのでしょうか。
天野先生:
実は、大学時代はずっと小児科を目指していました。ですが研修医のときに、患者さんが急変したことがありました。そのときは、知識も技術が無かったので、上級医の先生が来るのを待つことしかできなかったのですが、それが自分の中ですごく悔しい経験でした。
研修医は寮なので、最初に看護師から電話で呼ばれます。急いで病院に駆けつけて、明らかに具合が悪い患者さんを診て、「心筋梗塞かな」などと診断もつくのですが、そのときに薬を使う勇気もなければ、カテーテル治療などの経験もなく、医師としてその場にいたにも関わらず治すことができませんでした。
この経験をきっかけに、「よりダイナミックに命に関わるような科に行きたい」と思うようになり、循環器内科を目指すようになりました。
金子:
そのような経験をして嫌になったわけではなく、逆に行きたいと思ったのですね。
天野先生:
はい。もちろん小児科もとても良いと思ったのですが、「1つの判断で後々の状況が変わっていくような世界に行きたい」という気持ちがありました。
金子:
実際に、循環器内科に行かれてみていかがですか?
天野先生:
良かったと思います。 ただ、最初はやはり「月月火水木金金」といった感じの、土日返上の状態でした。なので、かなりしんどかったです。ただ、今振り返っても割と若い年齢で、執刀医として独り立ちしていた経験は貴重だったと思っています。
Q2:天野先生に影響を与えた方との出会い
金子:
勤務医時代に天野先生に影響を与えた方や、影響を受けた出来事はありますか?
天野先生:
はい、あります。 今も親しくしてくださっている方なのですが、本当素晴らしい先輩がいました。その先生は海外でも多くの講演しているようなすごい方なのですが、なによりも努力の量が圧倒的でした。すごく厳しい方なのですが、研修医から見ても超一流の先生なので、そのような立場の人が言っていることは、素直に受け入れないといけないと思っていました。
受け入れていけば、当然のごとく技術も上がります。また、患者さんに対する姿勢もとても尊敬していました。
金子:
その先生とは、偶然出会われたのですか?
天野先生:
はい、たまたまですね。「やるからには、すごい環境に飛び込もう」と思って、心臓カテーテル治療を、当時日本で3番目にやっている病院を自分で選んで行きました。
ただ、そういった素晴らしい先生がいることは、全く知りませんでした。いざ研修に行ってみると、みんな本当にすごいです。すごいのですが、その中でも「この人は本当にすごい」と思える先生がいて、たまたまその先生のいるグループに割り当てられたのが出会いですね。
金子:
そのようなご縁があったのですね。その先生とは、どれぐらいの期間一緒にお仕事をされていたのでしょうか。
天野先生:
私が27歳から 32歳までの期間ですね。結局僕はその病院に6年半勤めたのですが、その年数で上から3番目くらいの勤続年数だったと思います。それくらい厳しい場所でしたね。後輩が先に辞めてしまう感じです(笑)
金子:
すごいですね。。歓迎会をした後輩の送別会をするイメージですね(笑)
その病院の後に、葉山の方に行かれたのですよね。
天野先生:
そうですね。その時はステント治療など、いわゆる「虚血」の治療は学んでいたのですが、不整脈は学んでいなかったのです。それで不整脈の治療で有名な病院を調べて葉山ハートセンターとご縁をいただいた感じです。
金子:
その時は、将来の開業も意識されて、不整脈を学びに行かれたのですか?
天野先生:
いえ、その時点では開業を意識してという感じではなかったです。
成長の仕方には「1つのことをどこまでも深く突き詰めていく方法」と、「幅広く広く学んでいく方法」があると思っています。
僕の場合は、自分の上司が1つのことをどこまでも突き詰めているのを近くで見ていました。その中で「この人には勝てない」「同じ領域で勝負をしていたら、自分はこの世界では生き残れない」と感じ、自分はオールラウンダーとして生きた方が役に立てるのではないかと思いました。その素晴らしい先生でも、不整脈が出たら不整脈専門の先生に頼んでいる光景も見ていたので、そこに自分の需要を感じて不整脈を選択しました。
金子:
素人目で見ると、開業することを考えるとオールラウンダーの方が良いのではないかと思うのですが、実際はどうでしょうか。
天野先生:
はい、それは私もそう思います。ただ、それは結果論で、勤務医時代は「将来、開業したら」というのは考えていませんでした。たまたま不整脈を選んで3年間やってきた結果、その経験が今に生きて、 不整脈も虚血も分かるという状況につながったという感じです
金子:
積み上げてきた経験が、今につながっているのですね。
将来開業することを見込んで戦略的に経験を積んでいる先生というのは、少ないものでしょうか。
天野先生:
なかなか難しいと思いますが、、今の若い先生の中には結構いるかもしれませんね。
金子:
年代に寄っても変わってくるのでしょうか。
天野先生:
これは個人的な意見ですが、僕よりさらに下の代の先生たちは、「安定した職業」として医師を選択している人もいると思います。そういった先生はしっかりとしたライフプランの設計をしていると感じています。
一方で、僕らより上の先生方は時代的に医師よりも安定している仕事もたくさんある中で医師を選ばれていますので「医師たる者はこうあるべき」とお考えの方が多いと感じています。僕らの代は、その狭間の世代なので、ライフプランの設計もありますが、その上の代の先生方の「医師たる者はこうあるべき」というお考えの影響も受けている人が多いと思います。
今の20代の先生には「医師になったのだから、患者さんのために残業して」という理論が通じないこともあります。ただ、僕らの世代は、「残れ」という上の先生の気持ちも分かります。なので、立ち位置が難しいときがありますよね。
金子:
なるほど。私も同年代なので共感する部分ではあります。(笑)
天野先生は、逆算ではなくて、そのとき、そのときの現場に応じて役に立とうと動いてきた結果、今につながっているということですね。
天野先生:
はい、これを逆算してできるのであれば、良いと思いますが、そんなに甘い世界ではないと思っています。
例えば、逆算して、「〇年目にはオペレーターになって、〇年目には次の病院に行きたい」と思ったとしても、 その年齢で手術をさせてもらえる病院に行けるかどうかは分かりませんし、行けたとしても結果を残せなければ任せてもらえません。なので、開業のために逆算をして戦略的に動くことは、なかなか難しいことだと思います。
Q3:開業を考えたきっかけ
金子:
では、天野先生は、いつ頃から開業を考え始めたのでしょうか。
天野先生:
開業する3年前くらいですね。
不整脈は予定手術が多いので、比較的時間を調整しやすかったのです。
それでそこから、不動産や株などお金の勉強を始めたり、オンラインコミュニティに登録し、情報を集めていました。その中で障害者向けのグループホームを運営されている方に知り合い、その方から教えていただいて、横須賀のグループホームの経営を始めたという流れです。
金子:
最初がクリニックの開業ではなく、グループホームの運営だったのですね。
その時は勤務医をしながら、副業としてグループホームの経営をされていたということですね。
天野先生:
そうですね。そして、グループホームの経営が軌道に乗るほど、どうしても時間のゆとりを持つことが難しくなりました。
現在は、色々あって妻や専門の方を雇用して、経営をお願いしているのですが、当時は「社長が大車輪」という状況でしたので、病院を途中で抜けなくてはいけないことなども出てきて、「多方面に迷惑かけることはしたくないな」と考えていました。
金子:
それで勤務医とグループホームの経営という2足のわらじを続けるよりも、開業医とグループホームの経営という形を選択したのですね。
天野先生:
はい。その方が融通利きますし、クリニックを立ち上げれば、訪問診療を行うことでシナジーも出せると考えたこともあります。
金子:
確かに時間的な面と、経営的な面とどちらで考えても開業する方が良いですね。ちなみに今は神奈川を拠点にされていらっしゃいますが、それは葉山で勤務をされていたのと、グループホームが横須賀だったからでしょうか。開業地として、ご出身の愛知県などは考えなかったのでしょうか。
天野先生:
研修医の時から東京だったので、愛知県は考えなかったです。
大学時代は香川県で6年間生活していました。その後、いわゆる就職活動時に「自分がどの病院で働くか」を考えたときに、「せっかくならば成長できるところに挑戦しよう」と思って、当時の人気病院であった国立国際医療研究センターを受けて、ご縁をいただけたことで新宿に来ることになりました。それで関東が基盤になってからは通える範囲で探していたという感じで、神奈川県なのは偶然です。
Q4:継承開業を選択した理由について
金子:
例えば、グループホームの近くで新規開業するという選択肢もあったと思いますが、その中で継承開業を選択された理由は何でしょうか。
天野先生:
継承を選んだ理由は、自分のリスクに対しての許容度ですね。
もちろん継承もノーリスクではないとは思いますが、やはり新規開業と比べたときに、「最初から患者さんがいらっしゃるか」、「地域に知名度があるか」などの面で新規よりリスクが少ないと考えました。
※天野先生が継承開業された「くすのきクリニック」の院内の様子です。
金子:
なるほど。最初から「継承する」と選択を絞っていたということでしょうか。
天野先生:
はい、継承開業に絞っていました。なので、継承に関しては自分で調べて、いろいろなM&A会社に問い合わせをして探しました。
金子:
いろいろと見に行かれた中で、特に重視したポイントは何だったのでしょうか。
天野先生:
譲渡価格はもちろんとして、あとは立地ですね。時間も大事な資本だと思います。例えば通勤に片道1時間使うよりは、近くの立地で開業して時間をつくることを重視しました。
仮に、患者数が多いクリニックを継承しても、往復2時間を通勤に充ててしまうと、やはり時間がもったいないと思います。僕の考えでは、そのために平日はどこかに部屋を借りて、家族との時間を犠牲にすることは、あまりしたくありませんでした。
金子:
確かにそういった面でいうと、貴院は駅も近いですし、患者さんの数もこれから増やしていく余地があるというメリットがありますね。
天野先生:
そうですね。もしも、前院長先生がホームページ作ったりや広告も積極的に出していたり、施設基準なども意識して単価を上げていたら、少し悩んだかもしれません。そういうことにあまり力を入れずに1名1名丁寧に診ていらっしゃる感じが良いと思いました。
あとは、他の案件と悩んだ際に、金子さんに「ここは患者さんがたくさん歩いているじゃないですか」という一言もとても響きました。確かに開業したクリニックの目の前の道の人通りの多さは大切と思います。
金子:
私も覚えています。(笑)人があまりいない場所で開業をして苦労してきた先生も多く見てきましたので。新規、継承問わず人通りが多いのは大切だなと思っていました。
金子:
実際に継承されてから、前院長の頃の患者さんは何割ぐらいが引き続き来院くださっていますか。
天野先生:
8割ほどは引き続きいらしてくれていると思います。4月に引き継いで以来、新患の方も増え続けていますし、延べ患者数も右肩上がりで増えています。
金子:
その勢いならば、新規開業もあり得たのではないでしょうか。
天野先生:
いえ、、もし新規開業だったら大変だったと思います。やはり初期投資の金額なども違いますので、最初の赤字期間の精神面などきつかったと思います。
Q5:継承をして良かった点
金子:
初期投資ですね。継承に際して、譲渡対価と仲介手数料以外にかかった費用ってどのようなものがありましたか。
天野先生:
医師会の入会費くらいでしょうか。あとは予約システムやホームページ作成費用です。
金子:
システムはあまり変更しなかったのでしょうか。
天野先生:
これはもしかしたら継承におけるマイナス面かもしれないですが、システムを大きく変えてしまうとスタッフへの負担が大きくなるので、そこは変えられませんでした。
金子:
これはよく聞きますね。スタッフさんとしては、院長が変わるだけでもとても大変なのに、いきなりシステムが変わるというのは不安を感じますよね。
天野先生:
はい。ただ、スタッフの継承は新規採用の手間やリスクも無いですし、皆さん医療事務の経験者なので、仮に僕が誤った指示をしてもうまく修正してくれます。そこに関しては、本当に救われました。
また、スタッフが患者さんの顔と名前を覚えてくれているからこそ、患者さんの定着率が高いのだと思います。なので、スタッフを継承するメリットは大きいなと思います。患者さんからすると、「先生が変わった上に、スタッフも変わったらどうしよう」と不安に思う方が多いと思うので、スタッフはみんな同じままだったことは安心材料になったと思います。
金子:
そうですよね。患者さんからすれば安心感がありますよね。
天野先生:
はい。あとは、やはり様々な仕組みを知っているというのは大きいと思います。例えば 市の健診や予防接種をしたいという患者さんが来た場合、僕が分からないような自治体のローカルルールについても、スタッフに経験があれば対応方法を教えてくれることもあります。
Q6:継承時のデメリットについて
金子:
では、他に継承のデメリットがあれば教えてください。
天野先生:
そうですね。クリニックによると思いますが、閉院も考えられていて、診療時間などを縮小しているケースですと、地域の人から「このクリニックは〇曜日は休み」「○○の治療はもう行っていない」という感じでイメージが付いてしまっていることですね。その地域の認知を覆すのはなかなか大変です。
金子:
なるほどです。そのイメージを刷新する為に、継承時にクリニックの名称を変更することは考えなかったのでしょうか。
天野先生:
考えなかったです。理由としては、クリニック名が前院長先生のお名前ではなかったことと、認知度をそのまま引き継ぐ方がメリットがあると思っていました。看板や診察券などもそのまま使えますからね。
金子:
確かに、その選択をしたからこそ、初期コストをしっかり抑えられたということですね。
天野先生:
やはり経営なので、ある程度初期コストを考えることも大切です。スタッフがベストパフォーマンスをするには、それなりに報酬ややりがいが重要ですし、お金が全てではないけれど、お金が占める要素はある程度大きいと思います。そのためにも、払わなくても良いところは極力カットできると良いなと思っています。
Q7:継承をして苦労されたことについて
金子;
継承後に設備や機械が壊れたりすることはなかったですか。
天野先生:
はい、今のところ順調です。
ただ、故障ではないですが、プロバイダーとWi-Fi周りの契約に苦労しましたね。個人クリニック継承の場合、プロバイダーは名義変更ができないみたいで、一度解約をして新規契約する必要がありました。一方でWi-Fiは名義変更となるので、このあたりの調整に思わぬ苦労をしました。
Q8:今後取り組んでいきたいことについて
金子:
天野先生が、今後取り組んでいきたいことはありますか。
天野先生:
グループホームを増やしていきたいなと思っています。
金子:
なるほど。 現在はクリニックの経営とグループホームの経営に、どのくらいの割合で時間をかけていますか。
天野先生:
現在は、8:2または9:1の割合でクリニックに注力しています。
やはりクリニックは周りに競合ができる可能性もあります。自分の意図しない風評被害が起きる可能性もあります。
その意味で、やはり安定しているというのは大事なことだと思います。グループホームに訪問診療できることは、その経営の安定性にも寄与すると考えています。
そして、余裕が生まれると患者さんの話も丁寧に聞けますし、経営のために余計な検査をしたりしないで済むようになります。
金子:
すごいですね。今後グループホームは新規で開設するということでしょうか。
天野先生:
中古の建物を買い取っている形ですね。次は戸塚で開業予定です。
金子:
ちなみに、こういったグループホームとのシナジーを考えるならば、マンションなどで訪問診療専門クリニックを作るというのはお考えに無かったのでしょうか。
天野先生:
そうですね。僕が過去の経歴的にがんを診てきていないことが、一つの理由です。もしも訪問診療クリニックで開業するならば、そういった勉強をしてからになりますし、訪問・在宅訪問専門のところで勤めないといけないなと思います。
その過程を通らずに開業するのは、僕の中ではあまり良しとはできない部分なので、やっぱり自分が提供する医療には、責任を持ちたいですね。
Q9:これから新規開業される先生方へのアドバイス
金子:
天野先生のご経験も踏まえて、これから新規開業を考える先生方にアドバイスがあればお願いします。
天野先生:
そうですね。やはり開業してから、精神的に安定して経営するためには、「損益分岐のためには、1日何人くらいの患者さんを診察することが必要か」を具体的な数で把握しておくことが大切だと思います。
最初は患者さんの数は少ないと思いますが、そのときに、「今日は損益分岐を超えている」「あと何人くらいのところまできている」と思いながらやれるのと、ただ闇雲にやるのとでは、精神面への影響が変わってきます。 クリニックの運営はマラソンみたいなものだと思っています。長期でしっかり走り続けていると患者さんも少しずつ増えて、地域に認知されてきます。
ただ、最初の頃はどうしても不安になってくると思うので、事前に「毎日〇人は来てほしい」という数字を把握することが大事と思います。もしも、自分で計算できていないのであれば、計算できる人に手伝ってもらうのが良いと思います。
金子:
大変参考になりました。本日はありがとうございました。
以上
くすのきクリニック院長 天野辰哉 先生
経歴:
2012年3月 香川大学医学部 卒業
2012年4月 国立国際医療センター勤務 初期研修医
2014年4月 新東京病院勤務 循環器内科
2020年10月 葉山ハートセンター勤務 循環器内科
2024年4月 くすのきクリニック(現職)
資格:
日本内科学会 認定内科医
日本内科学会 総合内科専門医
日本循環器学会 循環器内科専門医
日本心血管インターベンション治療学会 専門医