基本合意
基本合意は、M&A取引を検討している当事者(売り手並びに買い手)が、交渉途中の段階で、その時点における当事者間の了解事項を確認し、買収価格や、重要とされる買収条件、今後のスケジュールなど基本的な項目について合意文書を締結するものである。
基本合意締結の目的として、買い手がDD期間中における独占交渉権を獲得することが挙げられる。DDは種々の専門家や専門機関へ依頼するため、規模によっては多額の費用を支払うこととなる。それ故、DD期間中においては、買い手は売り手を第三者から買収されることは絶対に避けなければならない。